「航空機産業生産技術・品質保証に係る人材育成研修」(第3回)<br>を中部大学で開催!受講者を募集します
愛知県では、県内の航空機産業における中小サプライヤー企業等が生産工程の設計から品質保証までの一貫生産を実現するために必要な工程設計等の中核的な役割を担う生産技術者の養成や、品質保証能力の核を担う従業員を養成することを支援するため、今年度、中部大学において「航空機産業生産技術・品質保証に係る人材育成研修」を実施しています。
第3回となる今回は、製造現場にAIを導入するために必要なプロセス及びポイントについての説明、量産部品製作に向けた金属3Dプリンタの基礎知識から製作・品質管理の例、製作する際の注意点についての説明、航空機電動化と固体酸化物形燃料電池(SOFC)の軽量化による適用の可能性について講義を行います。
なお、本研修は全5回開催する中の第3回目で、第4回目・5回目につきましては別途募集予定です。
皆様の御参加をお待ちしています。 ■日時
2019年12月20日(金) 午前10時から午後5時15分まで(開場 午前9時30分)
■会場
中部大学キャンパス内 15号館4階 講義室
住所:愛知県春日井市松本町1200 電話:0568-51-6583
■講義
①製造現場へのAIの導入 ~AIを活用するためのプロセスについて~
講師:中部大学 中部高等学術研究所 特任助教 平川 翼(ひらかわ つばさ)氏
内容:AI技術の発達により、様々な分野においてAIの 活用事例が報告されています。
AIの現場への導入は、AIを扱うためのハードウェアの準備から AIの学習、検証等のいくつかのプロセスを経て導入が実現されます。
本講演では、AIを製造現 場へ導入するまでに必要なプロセス及びそのポイントについて紹介します。
時間:午前10時から午前12時まで
②金属技研における量産部品製作に向けた金属3Dプリン タの取り組み
講師:金属技研株式会社 技術本部 テクニカルセンター 主事 増尾 大慈(ますお ひろしげ)氏
内容:金属3Dプリンタを効果的に使用した量産部品検 討事例が増え始めています。
金属技研株式会社 では受託メーカーとして、顧客に高付加価値部 品を実使用に耐えうる品質でお届けする為、機 械加工や検査・検証方法等、設計要素に後工程 からのフィードバックを実施しながら受託生産 を行っています。
本講演では、金属3Dプリンタ の基礎知識から、実際に造形する際に3Dプリン タ部品に要望される製作・品質管理の例や、実 際の3Dプリンタに特化した形状を製作する際の 注意点等を説明します。
時間:午後1時から午後3時まで
③航空機電動化と固体酸化物形燃料電池(SOFC)の軽量化 による適用の可能性
講師:中部大学 工学部 創造理工学実験教育科 教授 橋本 真一(はしもと しんいち)氏
内容:近年、航空機において、装備品の電動化(MEA) が進むとともに、推進動力が電動化された航空 機実現に向けた気運も高まっています。
一方で、 最も発電効率の良い燃料電池である固体酸化物 形燃料電池(SOFC)の新たなる潮流として、始動性の高い金属支持形が注目されています。
本講演では、航空機用補助動力装置(APU)や小型電動航空機の動力など、航空機電動化に向けた出力密度の要求と、それに対し貢献することを目指したSOFCの材料の軽量化技術について、その開発動向を紹介します。
時間:午後3時15分から午後5時15分まで
※内容は一部変更になる場合があります。
■対象者
航空機部品の一貫生産などの生産高度化への取組を実施 中又はお考えの県内中小企業の方
■参加費・定員
無料・30人程度(申込先着順)
■詳細
【愛知県Webサイト】 こちら
■申込方法・申込期限
企業名、部署内、氏名、メールアドレス、電話番号をメールにより以下のアドレスまでお申し込みください。
【申込期限】2019年12月16日(月) 【申込メールアドレス】kanda-t@isc.chubu.ac.jp
■申込み・問合せ先
中部大学 工学部 宇宙航空理工学科 苅田 (県委託先)
【電話】0568-51-6583
【FAX】0568-51-1478
【メールアドレス】kanda-t@isc.chubu.ac.jp